「音楽を学ぶ」ということは「楽器を弾けるようになること」と多くの人が認識しているかもしれません。でも本当の音楽力は、さまざまな面から音楽にふれることによってはじめて育まれます。
ヤマハ音楽教室では、子どもたちの発達段階や理解力に応じてレッスンの中に、「きく」「うたう」「ひく」「よむ」「つくる」の5つの要素を組みこんだ「総合音楽教育」を実践しています。これによって、子どもたちは、「自分で感じ、自分で表現する」という音楽を楽しむ力を身につけていきます。ただ単に間違わないで弾いたり、歌ったりするテクニックを学ぶのではありません。
- きく
- 音楽の表情を感じたり、耳にした音を楽譜がなくても歌ったり弾いたりできる力を育みます。
- うたう
- 歌詞やドレミで歌うことで、音楽にこめられた感情や曲想を感じとり、イメージを持って歌で表現していきます。
- ひく
- 演奏技術だけに走らず、「感情表現をともなった演奏」をめざし、アンサンブルをとおして、「みんなで合わせる楽しさ」も味わいます。
- よむ
- 歌ったり弾いたりした音を楽譜でたしかめるという体験からはじめ、次第に楽譜からさまざまな情報を読みとって表現していきます。
- つくる
- メロディーに伴奏をつけたり、歌や曲を作ったり、即興演奏をしたり・・・といった、音楽的な創造性を育んでいきます。
子どもはその年齢だからこそ発達する能力や感覚があり、それに合わせた体験をさせてあげることが大切です。
「とにかく幼い頃から楽器を弾かせる」といった考え方だけでは音楽を楽しみ、表現する力はなかなか育ちません。
ヤマハ音楽教室では、伸びる時期にその力を最大限伸ばせるように、適切な教育をほどこしていく「適期教育」を実践しています。各年齢別のコースもその「適期教育」にもとづいて組まれています。
子どもは、個性も能力も異なる人とコミュニケーションをとることによって、いろいろな刺激を受け大きく成長していきます。ヤマハ音楽教室が、「グループレッスン」を取り入れているのはそのためです。
「お友だちといっしょだから楽しい、がんばれる」・・・。グループだからこそ得られる充実感は、子どもの成長にとって、とても大切なことです。
- グループレッスンのメリット
- 「お友だちといっしょに音楽を楽しむ」といったグループレッスンは、「お友だちどうしの刺激」が大きな力になります。
アンサンブル(合奏)では音量やテンポを合わせたり、他のパートを聴き合うことで音楽の総合的な理解が深まります。特にみんなで練習し、ピタリとそろったときの「みんなでできた」という達成感を共有できるのは、グループレッスンだからこそ。
また、自分の役割を考えることで責任感や社会性、協調性が生まれ、他の人の演奏を聴くことで、「自分だったらこう弾きたい」というような個性や表現意欲も育まれます。
小さな子どもにとって保護者はとても大切な存在です。子どもは、保護者の言葉や表情を見つめ、「同じようにしたい、気持ちになりたい」と思っています。
「お母さんやお父さんがこんなに楽しそうなんだから、音楽ってきっと楽しいものなんだ」という気持ちを育んでいくために、ヤマハでは保護者の方の同伴をお願いしています。
- 保護者同伴のメリット
- 幼児期の子どもたちにとって、何かをする時にお母さんやお父さんがそばにいてくれることは、とても安心できることです。
ヤマハ音楽教室では、「幼児科」のレッスンまでは保護者の方につきそいをお願いし、いっしょに音楽を楽しんでいただいています。お母さんやお父さんの笑顔や励ましが子どもたちのやる気をふくらませ、よりレッスンに集中することができます。
また、おうちに帰ってからもレッスンのことを思い出しながら、音楽を通じた親子の素敵な時間が過ごせます。